takesumisunのブログ

あんさんぶるガールズのSS書いたりしてます

【あんガル】こよちゃんに○○したい!!〜後編〜

タッタッタ、ガチャン

ほとり「星ちゃんどうしたんスか?」

こよい「み…見られた…」

ほとり「は、いったい何をっスか?」

こよい「う…うちの裸見られた!」

ほとり「はぁ…けどうちは女子しかいないスからそんな…」

こよい「転校生くんに見られたんよ!!」

ほとり「…あ〜。それはまた、なんとタイミングのいいやら悪いやら」

るり「るるる。彼が来たのですか?」

こよい「あゝ…もうダメや。お嫁に行けへん。うちみたいな幼児体型、転校生くん絶対キライやもん…」

ほとり「そんなのわからないっスよ?世の中には、それをステータスにしてる人だっているんスから」

こよい「別にうちはステータスにしとらん!」

るり「こよいの人!彼はどこに行ったのですか??」

こよい「…わからん。もう帰ったんちゃう」

るり「るるる…それは困りました!計画が遂行出来ません!」

ほとり「計画って…るり。もしかして、あんたが転校生呼んだんスか?」

るり「そうです!彼に放課後ここに来るように、テレパシーを送っておきました!」

ほとり「なんでまた」

るり「…るるる。こよいの人が彼に好意を抱いているのは、火を見るよりも明らかです!!」

こよい「ちょッ!」

るり「なので!彼とこよいの人を寄り添わせることにより!こよいの人の気分が高揚します!!」

ほとり「高揚って(笑)…も少し言葉選べないっスか」

るり「すると!海馬にその記憶が蓄積され!こよいの人は幸せだと感じるのです!!」

ほとり「…あ〜。難しくてなに言ってるかわからないスけど。ようは、転校生と星ちゃんをくっ付けたかったってことスか?」

るり「その解釈で間違っていません!大宇宙〜♪」

ほとり「るり、それはよけ…」

こよい「余計なことせんといて!!」

るり「…!?」

こよい「なんで…そないなことするん?うちと転校生くんをくっ付けたいって…そんなん大きなお世話や!!…うわぁぁん!えっ…ぐすん…」

るり「…こよいの人」

ほとり「あーあ、よしよし。気が済むまで泣けばいいっスよ」

こよい「うわぁぁん!!…部長さんのアホ!おたんこナス!」

………

こよい「…えっぐ……はぁ、ぐすん」

ほとり「落ち着いたっスか?」

こよい「…ありがとうな。月ちゃん先輩」

ほとり「別にかまわないっスよ」

こよい「…あれ、部長さんは?うち、泣きながらヒドイこと言ってしもうた気がすんねん。せやから謝らんと」

ほとり「別にいいんじゃないスか。(おたんこナスとしか言ってないし)ちなみに、るりならどっか行ったっス」

こよい「…部長さんも、悪気があってしたことじゃあらへんよな。うちを喜ばそうと思ってやってくれたんよな」

ほとり「…もしかしたら、これがプレゼントだったのかもっスね」

こよい「プレゼントって?」

ほとり「るりが、あたしたちにプレゼントをするって言ってたんスけど。あたしには天体観測。さちえには猫缶。星ちゃんには…転校生だったのかなって」

こよい「…部長さん」

タッタッタ

ほとり「階段を登る音…るりが帰って来たっスかね…って、ありゃ?転校生じゃないっスか。しかも、登りきるなり見事なスライディング土下座」

こよい「あっ…そんな頭上げてぇな。こんな所で着替えてたうちが悪いんやから」

ほとり「…いや、星ちゃん。ここは素直に謝らせてたほうがいいっス。故意じゃないとは言え、裸を見られたんスから」

こよい「あ…そのことやねんけどな…」

………

ほとり「実際は見られてない!?」

こよい「よく思い出してみたら、その時、うちキャミソール着てたし、スカートも履いてた気がするねん…」

ほとり「本当なんすか転校生?……確かに真っ白なキャミソールだったって、そこまでは聞いてないっス」

こよい「ごめんなぁ…うちが勝手に騒いだりしよって、こない大事になったんや」

ほとり「はぁ…もう疲れたっス。一生分働いた気がするんで、後片付けは頼んだっスよ。あたしは部室に戻ってるっス」

タッタッタ

こよい「……月ちゃん先輩も行ってもうたし。うち、片付けしてくるな。……ん、どないしたん?やらずに片付けるのは勿体無いから、少しやっていかないかって…もう、台詞が棒読みすぎんよ。もしかしなくても、部長さん頼まれたんちゃう?……転校生くんは優しいな。それじゃ!お言葉に甘えて、天体観測やろか!」


〜fin〜



…もうちょっとだけ続くんじゃよ